lona-hallelujahの日記

人の成り行き “一度、あきらめた場所で”

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「一度、あきらめた場所」第9声「僕のつまずき」

「僕のつまずき」 友達と遊んだ。 ドライブ中に、メールをくれた、あの友達だ。 遊ぶことなく終わったあのメール以降、時々、メールが来るようになった。 メールの内容は、特別な事はなく 遊ぶ約束をして、僕の家やその友達の家で、TVゲームをしたり、何処か…

小説「一度、あきらめた場所で」第8声 秋空

秋空が 茜色に染まり 雨は遠のき 雲は一休み 秋空 この 茜色の 広がり 沈む前に 見せた 虹色の 気配 夕日が 光に近づいてゆく 遠ざかり 触り損なう 秋空 この 茜色の 輝き 沈む前に 見せた 茜色の 広がり 沈む前に 瞬間 見せた 本当の さみしさ 秋空が 茜色…

小説「一度、あきらめた場所で」第7声 他人事ではない、死

死 死が流行っている もう他人事でない、死 身近な、死 子供の頃、当たり前に生きていた人たちが、死んでゆく 大人になり、知り合った人の、死 あの貸本屋の店主さんが、孤独死で逝った 身近な人づてに、その死を知った あなたにインタビューした本の中で 「…