lona-hallelujahの日記

人の成り行き “一度、あきらめた場所で”

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「一度、あきらめた場所」第26声     「終わった唄のために-相容れない世界-」

-誰とも- 春のすこし前、職場に、これから辞めてゆく同僚の代わりとして、若い女の娘が入ってきた。 事前に「こんな人物が入ってくる」という情報のうわさに聞く限り、すこしワケありの女の娘なのかな…と勝ってに想像をした。職場の戦力としては、あまり期待…

小説「一度、あきらめた場所」第25声     「終わった唄のために-ムーンライトと、ある限度のなかで-」

-自分という限界- この時期、ぼくは自分の限界を知った ぼくという人間の人間性の部分のこだわりの限界 自分自身の疲弊のなかで 「やさしさ」 やさしい人間であること 普段の姿ではなく、ストレスが負荷したとき、 それでも優しさを他人に見せられる人間であ…

小説「一度、あきらめた場所」第24声「終わった唄のために-プロローグ-」

-ある唄の埋葬- 痛みに 価値をみつけよう 消えてしまうだけの物事なんて 寂し過ぎるから きっと ある はずさ 孤独に 光を 灯そう 決して点かない灯りなんて 生まれてきた意味が ないから きっと、ある はずさ… きっと ある ひととの距離をつくらず 入り込ん…