lona-hallelujahの日記

人の成り行き “一度、あきらめた場所で”

小説「一度、あきらめた場所」第24声「終わった唄のために-プロローグ-」

 

 -ある唄の埋葬-

 

 

痛みに 価値をみつけよう

消えてしまうだけの物事なんて 寂し過ぎるから

きっと ある はずさ

 

孤独に 光を 灯そう

決して点かない灯りなんて 生まれてきた意味が ないから

きっと、ある はずさ…

 

きっと ある

 

 

ひととの距離をつくらず

入り込んで

でも、

自分は出さず

 

打ち解け合い

こころに触れるーー

でも、

自分は出さず

 

そうやって

理解されぬまま

 

終わった唄のために

 

 

痛みに 価値を見つけよう

終わった唄のために 人生を振り回されぬように

そうやって 

誰にも理解されぬまま

決して点かない灯りなんて 生まれてきた意味がないから

 

きっと ある はずさ

 

きっとーー

 

 あまりに、辛過ぎる 唄のために

辛過ぎる ある唄のための埋葬に

唄を埋めてしまおう

 

終わった唄のために、

 

痛みに 価値を見つけよう

 

終わった唄のために

 

 人生を振り回されぬように

 

そうやって 

 

誰にも理解されぬまま

 

決して点かない灯りなんて

 

 生まれてきた意味が ない

 

 

きっと ある はずさ

 

 

きっとーー

 

 

 

それを見つけよう

 

 

 

痛みに 価値をみつけよう

孤独に 光を灯そう

 

決して点かない灯りはない

 

 

きっと、ある はずさ

 

 

それを見つけよう