lona-hallelujahの日記

人の成り行き “一度、あきらめた場所で”

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「一度、あきらめた場所」第23声     「貴方が高貴にフル廻らん事を」

-貴方が高貴にフル廻らん事を- 背徳感背負ってるフリなんてしないでいい贖罪あったとしても適応力の無さフリ撒かなくたっていい気分屋だとしても 思います 先入観フリ絞ってアングラ気取って型どってしないでいい贖罪あったとしても気分屋だとしても 思いま…

小説「一度、あきらめた場所」第22声     「replace」

-replace- 人生、取り替えてくれ。誰かと、入れ代わりたい。 この声が、届いたら… 時折の、悪い考え。悪魔の、囁き声。 何を探しているんだろう? この声は、 まだ孤独を確認している なんで、まだ、孤独を覚えてる?愛着がある孤独に楽しい音を、鳴らせよそ…

小説「一度、あきらめた場所」第21声     「小さなカーペット」

小さなカーペット 小さな カーペットぼくは その範囲で生きてる みたい 動きたくない 動きだしたい ぼくに 与えられた小さな カーペットぼくは その場所に居心地のよさ 見つけてる 染み… それでも 予感を感じる そんなこんなで まだ孤独を やっている 孤独と…

小説「一度、あきらめた場所」第20声     「たわめられた時間」

再生時間ー4分と15秒ー突然に閃く 大きく変わった事はこの世を去ろうとして、飛び立つその軌道が生きようとする、延命の持続へ 驚くべき孤独など、ない結末で考えず、途上としても 時をすこし、速めてみても良いんじゃないだろうか? たわめられた時間を …

小説「一度、あきらめた場所」第19声     「辺境と流浪」

辺境 いつもの道からすべてを知る 流浪 いくつもの景色から比較を通じて知る 聴くべき部分がないということは日常と同じだということ

小説「一度、あきらめた場所」第18声     「4月の天秤 -色彩をもたない彼のことについて-」

“4月の天秤 -色彩をもたない彼のことについて-” だから今、これが葛藤の状態安定させようと身を持ち崩さぬようバランスを推し量っている 君は動くべきか君は待つべきか 季節感の中で語り合い君の応えを探ってる 安定させようとすると色んな芽を遠ざけてしま…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 5-

-routine 5- 春に熱を吹かれて 外に出た きみ 空回りの途方 気持ちだけが 身体だけが 先走っていた 夏へとーー 気持ちだけ 身体だけ 流浪している 踊り 舞う 風と 気持ち 或いは 身体 行くはずだった 感じる 感じる 気持ちだけ 身体だけが 夏へとーー 行く…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 4-

-routine 4- 今までの春を振り返る 春今までが何もなかったように まさか まさか まさか あの娘 なのか また運んできたのか、春が同じ雲 気持ちの ループ春の陽気が蒸発させてしまう 春の混乱 振り出しなのか また 雲が 遠くなってゆく前に 涙の焙煎 雲は離…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 3-

手元まで あった 君の笑顔手元まで 見えた 君の面影春になって、還ってきたよ 春の凱旋たんぽぽの綿毛に乗って空の比翼に記憶の綿毛が絡まり言葉の陽炎を映す部分的に 僕らの 繫がりが 薄れてく気持ちの切れ端 掴んだら孤独だった -routine 3- 手元まで あ…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 2-

-routine 2- 忘れていた 想い出が日々を また 駆け巡る わずかな春 色づけながら 春の 薄汚れた土地に 空き缶や 煙草の吸い殻で 前の年 置き去りに ふきのとうが 顔を出す 置いていった 薄汚れた想い出を 思い出させる 頭のなか 日々がまた 駆け巡る 春が …

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 1-

-ルーティーン(routine) 1- きっと 良くなるといいな 「おまえはあの窓を開けようとしたのか?」 季節がもうすこしで 変わる 閉じたものを、開こうと同じことの繰り返しならしないほうがいい やろうとしたこと、やらなかったこと あなたは、同じことを繰り返…

小説「一度、あきらめた場所」第16声     「夜の切符」

夜の通貨 支払って夢の切符 掴んで乗った今夜の癒しを求めて昔の表情を思い出しに夢のなかで作り直される脚色された顔最後に言いかけて 言われることのない言葉 聞きに夢の色彩が 淡い色から 次第に濃く入り込んできた現実の影に侵される 次第に恐くなり 夢…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 0

track 13-bonus track- “地元に居残り、手段の工防戦、創作する若者の魂” the absence of a key 止めてほしい この調子っぱずれの どんよりとした 趣きだけの生き方 誰かの助けを待って でも 自分に宛てられた時間 他人に割くことをせず 分かち合える言葉を…

小説「一度、あきらめた場所」第15声     「再会か、出逢い それに向けて」

自分の思いと共に、心中してゆく唄えない 半端な 呼吸自分が何者か分からなくなる、夜 そして、朝 考えた山積みの 罪悪感 どうして僕は、責任感を かっこつけて果たすべき事を形にしたいのだろう巻き込んできた人々、ひとり、ひとり頭に浮かべて果たすべき事…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 12

track 12 “環状12号線 -route 12-” key F and Dm 環状線沿い 車 走らせ 東光の バッティングセンター ヴィレッジヴァンガード 緑が丘方面へと 抜けてゆくーー この橋を 渡るのが 好きだ プラタナス 神楽岡公園 あの雑貨屋は もう ない 神楽から神居の方へ …

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 11

track 11 “座席シートを倒して” key Bb and Gm 座席 シート 倒して 携帯電話 取り出した メールを 見たら 母さんから メール 一件 車を走らせ 死にたい想いの 夜に コンビニの 駐車場 停めた 座席 シート 倒して 眺める こころ 取り出した 母さんから メール…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 10

track 10 “酔いの口で、描く小品” key Em and Eb and Cm その男は、酔い 潰れてはいなかった そもそも、酔いが 醒めていた のかもしれない 深夜近くのドライブ コンビニに立ち寄った コンビニの前、駐車スペース コンクリートの出っ張りに、男が 独り 座って…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 9

track 9 “16時過ぎ -after 16:00-” key Ab and Fm 16時を 過ぎると 外は 暗く ヘッドライト と 青信号 テールランプ と 赤信号 街灯 と ネオン 標識 に 雪 家 の 灯り 半分 以上 は 雪だよ 雪だよ 人生は but... 16時を 過ぎたころ 外は もう 暗く ヘ…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 8

track 8 “あの角に在った お店” key Db and Bbm あの 角に 在った お店 思い 出せ ない あの 店員 憶えて いる 店の なか 頭 浮かぶ 思い 出せない 「いま、たぶん 通り過ぎたのが 写真に 映らなかった 表情 ようやく 書き終えた 手紙 あの 角に 在った お店…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 7

track 7 “カラオケボックス” key Gb and Ebm さっきから きみの 唄 ばかり カラオケで 聴 か さ れ て る …情感 込めて う ん ざ り よ 共有してる? わたしたちの やりとり あなたに 支払う 自己犠牲 わたしたちの 時間 そう、簡単には 棄てられない だから…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 6

track 6 “1 step , 2 step ... step,” key B and G#m 1 step , 2 step ... step, 頼りなく そして、また むせびなく そして、また 頼りなく 1 step , 2 step ... step, 頼りなく そして、また 嘘になる それも、また 癖になる 1 , 2 , 3 , 4... step, 1 step…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 5

track 5 “あのひと、魔法 と言った” key E and C#m and Eb うん to やさしく うーん to やさしく Beat 鳴らして 私たち dancing あのひと 魔法 と 言った 特別な space うん to 微笑み うーん to 悩んだ dancing こころのなか どれだけのこと 起きたのか あ…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 4

track 4 “速度を上げられた過去-sped past-” key A and F#m and C 2010 僕らが 逢った日 速度を 上げられた 過去が もう一度 再会する 間に合う? 間に合わない? 言葉 通り “過ぎて行った” 過去 もう一度 逢おう 言葉じゃ もう 足らない ー通り 過ぎて行っ…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 3

track 3 “used to...” key D and Bm and F かつて 夜が あったね 持て余した 熱 冷ます 夜更かし さん きみ 活動的な 夜の 日々 元気 だった 気力 あった 昼間 もの足らず 眠る 時間 解らず その頃 それで 良かった 朝まで 通した 時間 伸ばした 友達 居た …

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 2

track 2 "環状線パラシュート-hang around- key G and Em 環状線を 走り始めた夢を乗せた パラシュート 環状線を一廻り 環状線を二廻り着地点を 決めずに 開いた パラシュート ただ戻るだけ 止まらない 急き立てられ 感情回る また日常 環状線を一廻り 環状…

小説「一度、あきらめた場所」第14声     「Route 12 -12の鍵となる記憶-」key 1

“唄う青年” 唄う青年 唄う青年 唄う青年 唄う青年 あの頃 きみを 待ってたよ 唄う青年 唄う青年 唄う青年 唄う青年 ねえ わたしのこと わたしのこと 想い 合わせて 唄う でしょう? ねえ… 唄う青年 唄う青年 唄う青年 あの頃 きみを 待ってたよ 唄う青年 唄…

小説「一度、あきらめた場所」第13声     「夕立となり、霧となり、雨となって」

また一年が始まり長いな、と思う何かが果たされるまで僕は耐えているのかすっきりとしない引き摺りが僕を迷路に、戸惑いに置いてゆく 新鮮な気持ちになりたい一年の始まりけれど、まだ引き摺りながら自分の区切りがつかないまま未練がましい年が明けた あの…

小説「一度、あきらめた場所で」第12声「遥かなる友へ-そして、テーマが還ってくる-」

時々、会う店員に見惚れて。自分の挙動の上擦りを観る。 腰を落ち着けてみようと、コーヒーを注文する。しかし、長時間はもたない。 最短距離で考えてはならない。そこには、回り道の軌道が含まれる。 落ち着きを取り戻す休日の一時。そこには、回り道の軌道…

小説「一度、あきらめた場所」第11声「Bar」

グラスを置く、タイミング それが完璧だった 耳を傾けていたのは、たぶん 自分の孤独 店内の喧噪ではなく バーテンダーの動きでもなく 孤独を取り巻く周囲の様子 「演奏できればいいのに」 と思った そんな度胸と聴かせる音もないのに 自分の音色しか出せな…