lona-hallelujahの日記

人の成り行き “一度、あきらめた場所で”

2015-03-09から1日間の記事一覧

小説「一度、あきらめた場所」第23声     「貴方が高貴にフル廻らん事を」

-貴方が高貴にフル廻らん事を- 背徳感背負ってるフリなんてしないでいい贖罪あったとしても適応力の無さフリ撒かなくたっていい気分屋だとしても 思います 先入観フリ絞ってアングラ気取って型どってしないでいい贖罪あったとしても気分屋だとしても 思いま…

小説「一度、あきらめた場所」第22声     「replace」

-replace- 人生、取り替えてくれ。誰かと、入れ代わりたい。 この声が、届いたら… 時折の、悪い考え。悪魔の、囁き声。 何を探しているんだろう? この声は、 まだ孤独を確認している なんで、まだ、孤独を覚えてる?愛着がある孤独に楽しい音を、鳴らせよそ…

小説「一度、あきらめた場所」第21声     「小さなカーペット」

小さなカーペット 小さな カーペットぼくは その範囲で生きてる みたい 動きたくない 動きだしたい ぼくに 与えられた小さな カーペットぼくは その場所に居心地のよさ 見つけてる 染み… それでも 予感を感じる そんなこんなで まだ孤独を やっている 孤独と…

小説「一度、あきらめた場所」第20声     「たわめられた時間」

再生時間ー4分と15秒ー突然に閃く 大きく変わった事はこの世を去ろうとして、飛び立つその軌道が生きようとする、延命の持続へ 驚くべき孤独など、ない結末で考えず、途上としても 時をすこし、速めてみても良いんじゃないだろうか? たわめられた時間を …

小説「一度、あきらめた場所」第19声     「辺境と流浪」

辺境 いつもの道からすべてを知る 流浪 いくつもの景色から比較を通じて知る 聴くべき部分がないということは日常と同じだということ

小説「一度、あきらめた場所」第18声     「4月の天秤 -色彩をもたない彼のことについて-」

“4月の天秤 -色彩をもたない彼のことについて-” だから今、これが葛藤の状態安定させようと身を持ち崩さぬようバランスを推し量っている 君は動くべきか君は待つべきか 季節感の中で語り合い君の応えを探ってる 安定させようとすると色んな芽を遠ざけてしま…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 5-

-routine 5- 春に熱を吹かれて 外に出た きみ 空回りの途方 気持ちだけが 身体だけが 先走っていた 夏へとーー 気持ちだけ 身体だけ 流浪している 踊り 舞う 風と 気持ち 或いは 身体 行くはずだった 感じる 感じる 気持ちだけ 身体だけが 夏へとーー 行く…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 4-

-routine 4- 今までの春を振り返る 春今までが何もなかったように まさか まさか まさか あの娘 なのか また運んできたのか、春が同じ雲 気持ちの ループ春の陽気が蒸発させてしまう 春の混乱 振り出しなのか また 雲が 遠くなってゆく前に 涙の焙煎 雲は離…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 3-

手元まで あった 君の笑顔手元まで 見えた 君の面影春になって、還ってきたよ 春の凱旋たんぽぽの綿毛に乗って空の比翼に記憶の綿毛が絡まり言葉の陽炎を映す部分的に 僕らの 繫がりが 薄れてく気持ちの切れ端 掴んだら孤独だった -routine 3- 手元まで あ…

小説「一度、あきらめた場所」第17声     「春の凱旋」-routine 2-

-routine 2- 忘れていた 想い出が日々を また 駆け巡る わずかな春 色づけながら 春の 薄汚れた土地に 空き缶や 煙草の吸い殻で 前の年 置き去りに ふきのとうが 顔を出す 置いていった 薄汚れた想い出を 思い出させる 頭のなか 日々がまた 駆け巡る 春が …