lona-hallelujahの日記

人の成り行き “一度、あきらめた場所で”

小説「一度、あきらめた場所」第15声     「再会か、出逢い それに向けて」

 

自分の思いと共に、心中してゆく
唄えない 半端な 呼吸
自分が何者か分からなくなる、夜

 

そして、朝

考えた山積みの 罪悪感

 

どうして僕は、責任感を

かっこつけて
果たすべき事を
形にしたいのだろう
巻き込んできた人々、ひとり、ひとり
頭に浮かべて
果たすべき事を
形にしたいのだろうか
二度は無い事を、二度
もう一度、出逢い 治す
修復を試みるように
洗い流してくれた表情に

 

出逢いたい

 

どうして僕は、

面と向かって言えない事を
溜め込んで
形にしたいのだろうか
洗い流してくれた表現に
自分の思いと共に、心中してゆく
唄えない、半端な、呼吸が
自分を分からなくするだろう、夜


そして、朝

考え抜かれた山積みの 表情

 


 平穏

 

それが求めていたもの
だが適度に、と
心音が
ただ、遊ばせてもらっているだけ
だが忘れるな

 

炎に包まれても、焼き尽くされなかったもの

 


あれは、あれ


あれは、それ


それは、おれ

 

もうひと波


もう一度


視せてみよう

 


君のような純粋さ
君のようなひた向きさ
君を見てると
僕は偽物なんじゃないかと
思ってしまう
流れ込んできた事
あんまり綺麗じゃなかったな
僕に架かるのは
これから光らせるための
まだ…まだ、影でだけれど
続けている


僕はまだ君たちに視せたいことがある

 

 

再会か、出逢い
それに向けて